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別れの日も雨・・・

本日 10年来の友人と永久の別れをしました。
小雨が降る中、火葬場より空に突き出る煙突からでる煙をながめながら彼との出来事などを思い出していました。
 
出会いは弊社が創業より5年目の頃、その当時は今のように弊社の業務は一般住宅のリフォーム工事ではなくアパート賃貸の現状回復の修繕工事が主体でした。

おかげさまで大変忙しく修繕件数だけとらえれば、今の時期の4月であれば月間200件以上の物件をこなす大変ハードな現状でした、毎日の業務終了時間は当りまえのように日付が変わってしまいます。そんな状況ですから当時のスタッフには大変無理をお願いしてきたと思います・・・

そんな当時の冬のある日から彼との出会いははじまります。(出会いの日も雨でした・・・)

それは、スタッフとの忘年会を済ませ一旦帰社したところ先ほどまで楽しく食事をし、歌を歌い、本年もお疲れさまでした、また来年も頑張ろう!と話したばかりなのにスタッフから告げられたことは、「僕たちは(3人)明日をもって退社させていただきます・・・!」でした。エッ??訳がわかりません・・・そのときはサスガに怒りがおさまりませでした・・・。しかし彼らなりの正論があるのだろう・・・いや、これは絶対に許せない・・・いやいや・・・いくら考えても納得・理解ができません、そんな悶々としていたときに、本日、永久の別れとなってしまった彼との出会いがはじまったのでした。

彼は私に特別な助言をするわけではありません、優秀なスタッフでもありません、しかし、彼はいつも私が帰社すると急いで駐車場まで走って迎えにきてくれます、車の窓まで飛び乗って帰りをよろこんでくれます、私のそばで、ヒザのうえで微笑んでくれます、会社で残業・泊り込み時には私の腕のなかで寝てくれます、(ヒザのうえ??) そう彼は人間ではありません、猫さんなのです。

どたばたの創業期よりの10年間、紆余曲折のSOWAさんを私、山本をスタッフをどれだけ癒してくれたでしょうか・・・いつも彼なりに私をSOWAをいつも見守ってくれていたことと思います。

本日、葬儀のなか住職さんよりこんな一言がありました。

「命にはそれぞれにこの世での役割と言うものがあります。それは人も動物も違いなくおなじだと・・・。

また、ひとは言葉でしか相手のことおもんばかることはできない、だから誤解をしょうじてしまいます・・・そんな間をペットは埋めてくれるのだとも・・・

人はそんな誤解を「死」と言う場面でしかその間違いにきがつかない、だから、人間は、「愚か」であると・・・。

彼(猫)は本日、この世からは亡くなってしまいますが、今、あなたの心のなかに、何かを伝えてくれたはずです(反省・悔やみ・後悔・etc)、それに対して「ありがとう」と言ってくださいと・・・。

私は言葉を発することはできませんでした、ただ涙・涙・・・です。

10年と言う猫さんにしては短い時間ではあったようです。
しかし、死をもって彼が今の私に伝えようとしたことは、シッカリと私の心に伝わりました。

この悲しみを今よりの力に変えて、彼との約束を実現していきます。

火葬場の煙突の煙をながめ・・・出会いの日も雨、別れの日も雨、お互いの別れを惜しむ涙雨・・・
彼は今日と言う日を選んだかのようです・・・(涙)


PS:ペット嫌いの方は、本日のブログは見過ごしてください・・・。
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